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Webデザインスクールを働きながら選ぶ|受講形式の比較と5つの確認点
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目次
Webデザインを本格的に学ぶなら、スクールも選択肢に入ってきます。ただ、仕事を続けながら通うとなると、「残業がある週は進まないのでは」「高いお金を払って途中でやめたらどうしよう」と、申し込む前に迷うところです。
この記事では、特定のスクールではなく、どのスクールにも当てはまる比べ方を紹介します。受講形式の比較と、申し込む前に確かめる5つのポイントに分けて説明します。自分の時間割から、修了までの期間を計算する方法も紹介します。
結論:働きながら選ぶなら「受講形式」と「自分の時間で修了できるか」で絞る
スクール選びで最初に見るのは、料金やカリキュラムよりも、自分の生活で続けられる形かどうかです。受講形式ごとに、向いている人は次のように分かれます。
- 残業や予定が読めない人:動画型
- 質問しながら進めたい人、締め切りがあるほうが続く人:ライブ型
- 通える範囲に教室があり、対面で教わりたい人:通学型・ハイブリッド型
形式を決めたら、次に「自分が1週間に使える時間で、受講期間内に修了できるか」を計算します。この2つで候補を絞ってから、料金やサポートを比べると、選び間違いを減らせます。
働きながらスクールに通うときにつまずきやすいこと
働きながら学ぶときのつまずきには、やる気とは関係なく、時間の取り方やスクールの仕組みから起きるものがあります。申し込む前に、次の3つを知っておくと備えられます。
1. 残業や繁忙期で、学習が止まる
平日の夜に学ぶ予定を立てていても、残業や飲み会で予定が崩れることがあります。1週間止まると、次に再開するときに前の内容を思い出す時間がかかり、遅れがさらに広がります。
2. 分からないところで、手が止まる
デザインツールの操作でつまずいたとき、すぐに質問できないと、その日の学習時間がまるごと止まってしまいます。平日の30分しかない日は、1回のつまずきが大きく響きます。
3. 受講期間が切れる
受講期間が決まっているコースでは、遅れを取り戻せないまま期間が終わることがあります。延長できるか、延長に追加の料金がかかるかで、働きながらの通いやすさが変わります。
受講形式の3タイプを比較
Webデザインスクールの受講形式は、大きく3つに分けられます。学ぶ内容は、FigmaやPhotoshopなどのデザインツールの使い方と、配色・文字の組み方といった基本が土台になり、形式によって変わるのは学び方です。
動画型
録画された教材を、自分の好きな時間に見て進める形式です。たとえば、平日は通勤中に動画を見て、週末にまとめてバナーの課題をつくる、といった進め方ができます。
時間の自由度が高い一方、締め切りがない分、自分で計画を立てて守る必要があります。録画を見て学ぶ形式なので、質問は授業中ではなく、チャットなどで送ってあとから回答をもらう形になります。回答までにどれくらいかかるかを、事前に聞いておくと安心です。
ライブ型
決まった時間にオンラインで授業を受ける形式です。講師にその場で質問できるため、つまずきをその日のうちに解消しやすくなります。
授業の時間が決まっているので、残業が多い人は出席できない回が出てきます。欠席したときに録画で見直せるか、別の日に振り替えられるかが、続けやすさを左右します。
通学型・ハイブリッド型
教室に通って学ぶ形式や、オンラインと通学を組み合わせた形式です。決まった日に教室へ行くこと自体が、学ぶペースをつくる仕組みになります。
通学の時間がかかるうえ、教室の開いている時間に合わせる必要があります。平日の夜や土日に通えるかは、教室ごとに違います。
3タイプの比較表
| 比較項目 | 動画型 | ライブ型 | 通学型・ハイブリッド型 |
|---|---|---|---|
| 時間の自由度 | 高い | 低い | 低い |
| 質問のしやすさ | ふつう | 高い | 高い |
| ペースの保ちやすさ | 自分次第 | 保ちやすい | 保ちやすい |
| 向いている人 | 残業や予定が読めない人 | その場で質問したい人 | 対面で教わりたい人 |
評価の基準
- 時間の自由度:学ぶ時間を自分で決められるかで判断しました。授業や教室の時間が決まっている形式は「低い」としています。
- 質問のしやすさ:つまずいたときに、その場で講師に聞けるかで判断しました。チャットで送ってあとから回答をもらう形は「ふつう」としています。
- ペースの保ちやすさ:決まった授業や締め切りが、学ぶペースをつくる仕組みになっているかで判断しました。
同じ形式でも、スクールによって質問の方法や締め切りの有無は違います。表は形式ごとの傾向をつかむための目安として使ってください。
自分の時間で修了できるかを計算する
形式を絞ったら、自分の時間で修了できるかを確かめます。計算はシンプルで、次の式で出せます。
想定学習時間 ÷ 1週間に使える時間 = 修了までの週数
想定学習時間は、スクールの公式サイトのコース案内に書かれていることがあります。書かれていない場合は、申し込む前に問い合わせて聞いておきます。
たとえば、仮に想定学習時間が120時間のコースで、1週間に使える時間が5時間なら、120 ÷ 5 = 24週かかる計算です。これは計算方法を示すための仮の数字で、実際の学習時間はコースによって違います。
1週間に使える時間の出し方
カレンダーを見て、実際に学べる時間を曜日ごとに書き出します。
| 曜日 | 学べる時間の例 |
|---|---|
| 月〜金 | 夜に30分(残業の日は0分) |
| 土 | 午前に3時間 |
| 日 | 予備の時間として1時間 |
この例なら、残業がない週は合計6時間半、残業が2日ある週は5時間半です。計算するときは、残業がある週の少ないほうの時間で割っておくと、受講期間に余裕を持たせられます。
出てきた週数が受講期間より長い場合は、期間を延長できるコースを選ぶか、1週間の学習時間を増やせるかを考え直します。
申し込む前に確認する5つのポイント
候補のスクールが絞れたら、申し込む前に次の5つを見比べます。公式サイトに書かれていないことは、問い合わせて答えをもらっておくと、あとで食い違いが起きにくくなります。
- 料金の総額:受講料に加えて、入学金、教材費、デザインツールの利用料が別にかかるか
- 受講期間と延長の条件:期間内に終わらなかったときに延長できるか、延長に費用がかかるか
- 質問の方法と回答までの時間:チャットか授業中か、平日の夜や土日にも回答があるか
- 課題の添削と修了後の支援:つくったデザインに講師から具体的な指摘をもらえるか、回数に上限があるか。修了後の作品づくりや、案件探し・転職の相談がどこまで含まれるか
- 解約と返金の条件:途中でやめた場合に、いくら戻るか
あわせて、国の給付制度を使える講座かも確かめておきます。2026年10月時点の厚生労働省の案内では、教育訓練給付制度の対象は、厚生労働大臣の指定を受けた講座です。対象かどうかは、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で講座を調べると分かります。
5つのポイントに沿って見ていくと、スクールを比べるときに聞くべきことが整理できます。
スクールが向かない人と、ほかの選択肢
スクールは、学ぶ順番が決まっていて、質問できる環境がある点が強みです。一方で、次のような人には、今すぐ申し込むことをおすすめしません。
- 1週間に学ぶ時間をほとんど確保できない時期の人:異動の直後や繁忙期は、受講期間が切れるおそれがあります
- Webデザインが自分に合うか、まだ分からない人:料金を払ってから向いていないと気づくと、負担が大きくなります
- 自分で調べながら進めるのが苦にならない人:書籍や無料の教材で、費用を抑えて学べる可能性があります
まずは向き不向きを知りたい人は、バナーを1枚つくってみるなど、独学で小さな練習課題を試してからスクールを検討する順番がおすすめです。練習課題の例は、副業向きのスキルを4つ比べた記事で紹介しています。
よくある質問
Q. 未経験でも働きながら修了できる?
未経験者を受講対象にしているコースもあり、対象かどうかはコース案内の受講条件で確認できます。ただし、修了できるかは、学習時間を確保できるかに左右されます。「自分の時間で修了できるかを計算する」の方法で、受講期間に収まるかを先に確かめておきます。
Q. オンラインと通学、どちらがいい?
残業や予定が読めないならオンラインの動画型、その場で質問したいならオンラインのライブ型か通学型が向いています。通学型は、教室までの移動時間も学習時間とは別に必要になる点を考えに入れておきます。
Q. 修了すれば副業や転職ができる?
修了は、基本を学び終えたという区切りで、仕事を受けられることとは別です。副業の案件や転職の応募では、自分でつくった作品を見せることになるため、在学中から作品を増やしておくことが近道になります。副業と転職のどちらを目指すかで選ぶスキルを考えたい人は、副業・転職の目的別にスキルを比べた記事も参考にしてください。
Q. 給付金を使える講座はある?
2026年10月時点の厚生労働省の案内では、教育訓練給付制度は、一定の受給要件を満たす人が、厚生労働大臣の指定を受けた講座を受講・修了した場合に、費用の一部が支給される制度です。Webデザインの講座が対象かは講座ごとに違うため、「教育訓練講座検索システム」で確認し、受給の要件はお住まいを管轄するハローワークで相談すると確実です。
Q. 申し込んだあとに続けられなくなったら?
まずは、受講期間の延長や休会ができるかをスクールに相談します。本業の繁忙期が分かっている場合は、申し込む前に「その期間だけ休める仕組みがあるか」を聞いておくと、あとで慌てずに済みます。
どうしても続けられないときは、解約の手続きと返金の条件をスクールに聞きます。返金の計算方法はスクールや契約によって違うため、申し込む前の確認ポイントにも入れておくのがおすすめです。
なお、2026年10月時点の消費者庁の案内では、パソコンの操作に関する知識や技術を教える講座のうち、期間が2か月を超え、契約金の総額が5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたり、インターネットを使う講座も含まれます。この場合、クーリング・オフや中途解約のルールがあり、解約料にも上限が決められています。自分の契約が対象になるかは契約内容によるため、迷ったときは最寄りの消費生活センターに相談すると確実です。
まとめ:自分の時間割を書き出してから、公式サイトで条件を比べる
この記事のポイントをまとめます。
- 働きながら選ぶなら、まず受講形式(動画型・ライブ型・通学型)と、自分の時間で修了できるかで絞る
- 修了までの週数は「想定学習時間 ÷ 1週間に使える時間」で計算し、残業がある週の時間で割る
- 申し込む前に、料金の総額、延長の条件、質問の回答時間、添削と修了後の支援、解約と返金の5つを確かめる
- 向き不向きが分からないうちは、独学で練習課題を試してから検討する
最初にやることは、来週1週間の学べる時間をカレンダーに書き出すことです。その時間で修了できそうなコースを、公式サイトで比べるところから始めてみてください。